あなたは平気?実は恐ろしい便秘の実態

こんにちは!表参道パーソナルジムPlusOne代表の田村です。

 

今日は便秘についてのお話です。

年末年始の食べ過ぎや飲み過ぎで、『お腹張ってるな』『便秘気味かも』という方は多いんじゃないでしょうか?

近年、健康や美への意識が高まるなかで、偏食や無理なダイエットが原因で便秘になる人が実は増加しています。

便秘を軽視すると、腸閉塞や腫瘍などで腸が詰まり、最悪緊急手術というケースもあるため、注意が必要です。

 

ではどうしたら便秘でなくなるのか、今回は主に便秘の症状や原因について解説いたします。

 

目次

1,そもそも理想的な便とは?

 

2,便秘の定義って?

 

3,便秘の症状

 

4,便秘の原因

 

5,まとめ

1、そもそも理想的な便とは?

理想的な快便とは、2日以内に排便があり、排便後に残便感もなく拭いたあとのペーパーに便が付かない状態のことを言います。

2、便秘の定義って?

便秘とは、日本内科学会では、「3日以上排便がない状態、または毎日排便があっても残便感がある状態」と定義されています。

 

20〜30代の女性の7割が便秘で悩んだことがあるという調査データもあります。

3,便秘の症状

便秘の症状は、便秘の程度・性別・年齢などによって異なります。

 

1.腹部の張り

腸内環境のバランスが崩れ、腸内に悪玉菌が繁殖することが原因です。膨満感があって、腸内で腐敗発酵をしているため、ガスを出しても新たにガスが出てきます。この状態を放置すると張りだけでなく腹痛を引き起こす場合もあります。

 

2.腹痛

腸内にガスが溜まることが原因です。ガスが便によって塞がれ、排出できない状態が続くことで、膨張した腸が他の臓器を圧迫し、腹痛が発症します。

 

3.頭痛やめまい

便が腸内に停滞することで腐敗し、毒素を排出するため、全身の体液循環が低下します。これが原因で、頭痛や肩こりなどが発症し、悪化するとめまいが起こります。

 

4.肌トラブル

腐敗した便が毒素を出し、これが血液によって全身に運搬されることで、吹き出物や肌荒れを誘発します。

また、体液循環の低下が原因で、全身の代謝機能が低下し、肌が荒れるケースも少なくありません。

 

5.食欲不振

長時間、腸に便が停滞すると胃腸の機能が低下します。

このことが原因で食欲が低下してきます。食欲が低下、さらに栄養の偏りが加わると、便秘が悪化していきます。

 

6.精神状態の悪化

腸と脳には密接な繋がりがあり、相関関係(腸脳相関)にあると言われています。脳が不安やストレスを感じると、そのストレスが腸に伝わり、腸の運動に影響を与えることが分かっています。この仕組みは、幸せのホルモンのセロトニンが深く関わっているとされています。体内のセロトニンのうち、脳内に分泌されるのはわずか1〜2%程度で残りの約90%は、腸内で分泌されます。

腸内環境が悪化することで、この状態が脳に伝達され、セロトニンなどの脳内神経物質の分泌量が低下し、不安やストレスに対し抵抗ができなくなります。そのことが要因で、精神疾患に陥りやすくなります。

4,便秘の原因

1.食物繊維不足

「日本人の食事摂取基準」(2010年版)によれば、食物繊維の摂取目標量は、成人男性で1日あたり19g以上、女性で17g以上とされています。

「国民健康·栄養調査結果の概要」(2012年版)の統計では、日本人の平均的な食物繊維摂取量は、僅か13.7gです。20代女性に関しては11.2gと若年層では特に低くなっています。

 

2.運動不足

美容と健康に悪影響をもたらします。運動は、排便に必要な筋力を鍛えられることと、自律神経の機能を整えることができます。

 

3.不良姿勢

不良姿勢が原因で、内臓の機能が低下することがあります。特に、腸の機能低下により動かす力が弱まり便秘を発症することがあります。

 

4.腸内環境の悪化

健康な状態の腸内には、1,000種類以上、100兆個もの腸内細菌が存在しています。善玉菌、悪玉菌、さらに善玉菌と悪玉菌の強い方に加勢する日和見菌が混在しています。これらはバランスを保って共棲しており、「腸内フローラ」と呼ばれる生態系を形成しています。健康であれば、善玉菌が優勢です。

善玉菌は腸の働きを活性化させるほか、ビタミンB群の一部を合成して栄養不足を補うような働きまでしています。ところが腸内環境のバランスが崩れ、悪玉菌が優勢となると、腸の働きが鈍くなり、便秘の原因になります。

 

5.生活習慣の悪化

不規則な時間での食事や夜更かしなどが原因で、排便のリズムや自律神経の異常などが起こります。これが原因で、腸の働きが低下し、便秘になることがあります。

 

6.水分不足

水分は排便にとって必要不可欠です。水分は大腸で吸収され、体内の水分が不足すると大腸からの吸収が多くなります。その結果、便に残る水分は低下し、便が硬くなり排便が困難になります。水分不足が原因の便秘には、弛緩性便秘が挙げられます。

5,まとめ

以上いかがでしたか。

この年末年始を経て思い当たる方も多いのではないかと思います。

 

次回には実際に何を食べたらいいのかなどをご紹介できたらと思います!

ではまた!

 

表参道 パーソナルジム PlusOne 代表 田村翔