『大腿骨中心』と『骨盤中心』

こんにちは。パーソナルジムPlusOne代表の田村です。

今日はトレーナーの知識についてのお話をしたいと思います。

 

今現在、periodというトレーナーコミュニティーの中で講師をさせていただいております。

そのコミュニティは100人くらいのトレーナーが在籍しているコミュニティなのですが、なんと月に15本ほどのセミナーを月々5,000円で受け放題という。。

 

しかも講師のレベルがめっちゃ高い!!

正直私なんかが講師やってていいのかなレベルなんですが、、笑

 

他にもトレーナー同士で繋がれたり経営者と繋がれたり、とにかく『人』を大事にするコミュニティです。

興味ある方は是非ご連絡くださいね!

 

その中で私はトレーニング分野を担当しておりまして、月毎にテーマがございます。

今月は『骨盤・臀部』でした。

先月は『大腿部・股関節』だったのですが、この2つがどう区別してトレーニングしていくかについてお話しいたしました。

 

まず大前提として、ただの動きとして見ればもちろん両方動きます。

腰椎ー骨盤ー股関節複合体という言葉があるくらいですので、完全に区別するというのは無理です。

 

ただ、一般的にやるワイドスクワット(以降WSQ)であったりルーマニアンデットリフト(以降RDL)などは何も意識しないで行うと基本は大腿中心の動きとなります。

なぜかというと、

股関節屈曲伸展の基本軸と移動軸は、

基本軸:体幹と平行 な線

移動軸: 大腿骨 (大転子と大腿骨外顆の中心を結ぶ線)

 

です。

ヒンジを行うということは大腿骨の移動が大きくなります。

ですので基本的に行えば大腿中心のエクササイズとなるのです。

 

大腿部中心の動きの良いところは、

・初心者でもイメージしやすい

・安全

な点があると思います。

 

逆に意識しすぎる悪い点は、

・体幹の前傾・後傾で動きを作りやすい

・股関節の伸展可動域が減る

などが主にございます

 

では骨盤を中心に行うにはどうすれば良いのか。

先ほどの記載から考えるとなるべく大腿骨を動かさないイメージで行うのですが、その際にまず『ニューテーション(締まりの位置)・カウンターニューテーション(弛みの位置)の理解が必要となります。

 

また人間は二足歩行ですのでこれらが片足で交互に起こることも理解しなくてはいけません。

今回はニューテーションとカウンターニューテーションの説明は省きますがこれらをエクササイズで落とすとどうなるのか。

 

例えばRDLの場合、

大腿骨中心→お尻を引くイメージ(ハムストリングスの停止部が離れる)

骨盤中心→坐骨を持ち上げる・ズボンのお尻の線を上に引っ張るイメージ(起始部が離れる)

 

みたいな感覚です。

これを片足種目に変換した場合は、例えばスプリットSQなどだと、わざと足幅を広くしストレッチ感覚で行うことで片足のニューテーションとカウンターニューテーションを獲得しやすくなります。

 

骨盤中心の動きの良いところは、

・骨盤の動きを感じやすくなりコントロールしやすくなる

・屈曲・伸展の可動域などが出るので結果臀部を使いやすくなる

 

点などがあります。

 

骨盤中心の悪いところは、

・初心者にはイメージしづらい

・動きを間違えると腰痛になりやすい

 

などの点があります。

 

なので初めは大腿部のイメージで動かしていって慣れてきたら臀部の意識なども加えてあげると、両方を使いこなすことができ成果がどんと出ます。

 

どちらかだけが良いという話では決してございません。

けど何もわからずにエクササイズを処方しててはやっぱり成果は出づらいので知ってるか知らないかでは雲泥の差になりますよね。

 

今回は簡単にまとめさせていただきましたが、大きくまとめて『股関節』はとても奥が深い関節です。

 

いろんな観点からの処方が必要となりますのでそういうのを学びたい方は是非periodまたは私までお聞きくださいね!